赤ちゃんが産まれたら、いつ血液型を調べるのかは意外にわからない方も多いのではないでしょうか。実際自分の血液型もいつ調べたのかは聞いたこともありません。ここでは一般的な調べ方と、我が家で決めた方針を紹介していきます。
目次
赤ちゃんの血液型の可能性
遺伝により親の血液型から赤ちゃんの血液型はわかります。色々なサイトでも紹介されていますが、短くまとめると以下の通りになります。
OA=A,O
OB=B,O
OAB=A,B
AA=A,O
AB=A,B,O,AB
AAB=A,B,AB
BB=B,O
BAB=A,B,AB
ABAB,A,B,AB
両親がO型の場合は調べなくてもO型ということになりますが、それ以外の場合は確率は違うもののどの血液型になるか確定はできませんね。特にA型とB型の親の場合はどの血液型になる可能性もあります。
親の血液型の信頼性 我が家の場合
親の血液型で子供の血液型の可能性はわかりますが、そもそも親の血液型が正しい保証はあるのでしょうか。実際我が家の場合は、AB型とO型ですが、子供のときからそう言われているので信じているだけで、自分で調べたこともなければその結果を見たこともありません。ですので、自分の子はA型かB型だろうけど実際はどうなのか調べてみないとわからないので、遺伝によって確率がわかってもあまり意味がないのではないでしょうか。
赤ちゃんの血液型のわかる時期
それでは赤ちゃんの血液型を調べるタイミングはいつがいいのでしょうか。赤血球中の抗原と、血清中の抗体の型ができあがってからがはっきりとわかるタイミングだそうです。1歳を過ぎる頃には検出できるようになり、4歳になるまでには完全にできあがるそうです。そのため、4歳を過ぎれば確実にわかりますが、1歳になればある程度は正確にわかるようになるということです。人によって1歳からわかる、4歳までわからないと意見がわかれているのはこのせいです。
血液型検査の昔と今
今から40年ほど前は産まれた赤ちゃんは病気を調べるために血液型を検査して親に知らせるのが一般的だったそうです。ただし、その検査による精度はそれほど高くないため今ではそのようなことはおこなわれていません。つまり今は血液型の検査を受けにいかないと血液型はわからないようになっています。昔は血液型は誰でも知っていた(不正確ではあるにせよ)けれど、今は知ろうとしなければわからないのです。
血液型検査の意味
血液型の検査には3000円ほど費用がかかります。もちろん大切な子供の血液型を知っておくのは悪いことではありませんが、本当の意味はなんでしょうか。おそらくこの2つではないでしょうか。
- 輸血などの際に必要になるかもしれないから
- 子供の性格が知りたいから
輸血などの際は必ずその場で血液検査をするため、知っておいても全く意味はありません。多くの親は血液型による性格が知りたいからという理由で血液検査をするのではないでしょうか。
血液型と性格診断
今から30年ほど前から血液型によって性格が違うといった血液型診断が流行し始めました。科学的には全く根拠がないとされていますが、日本や台湾などでは今でも血液型信仰が強いようです。ブラッドタイプハラスメントなどという言葉もありますが、なんだかんだ日本人は血液型で人を分けるというのが好きなようです。
自分の子供はO型だからきっとおおらかな子になってくれる! など色々子供について話してみたいので血液型を調べてみるというのが本当のところなのでしょう。
子供の血液型について 我が家の方針
自分自身はAB型で、子供の頃から二重人格だ、変わり者だなどとよく言われていました。ただし自分は子供の頃から、「ブラジルの一部種族は全員O型」などと言って周りをしらけさせる子供だったのであまり血液型のことは気になりませんでしたが、嫌な子供は嫌かもしれません。
血液型による性格分類を「サンタクロース」的に考えてくれる子供ならいいですが、「怖い妖怪」的に考えてしまう子供なら、血液型を教えないほうがよい気がします。
我が家では、周りの子供たちの血液型による性格の話題が出た頃に考えればいいかなと思っています。