PCやスマホの長時間利用とコンタクトレンズの長時間利用によりドライアイを感じる人が多くなっています。ここでは主にお医者さんで処方されるドライアイ対策の目薬についてご紹介していきます。
ドライアイってどんなもの?
ドライアイには様々な原因があります。コンタクトレンズ、冷房による乾燥、スマホなどによりまばたきが減るなどが一因です。ただ、一言で言えば涙が減る症状がドライアイです。
ドライアイになると、ひどい場合目が痛くてあけていられないほどの状況になってしまうこともあります。通常のドライアイですと、コンタクトがすぐに乾いてしまって目の前がぼんやりしてしまい、頻繁に目薬をしていないと耐えられないなどの状況になります。
ドライアイに効く成分は?
ドライアイに効く成分は大きく分けて2つです。ヒアルロン酸とムチンです。ドライアイに直接効くものは他にはないと言っていいでしょう。
簡単に言うと、ヒアルロン酸は目を潤わせる、ムチンは目の保水力自体を高めるという効果があります。どちらかというとヒアルロン酸は一時的なものですが、ムチンはドライアイ自体を治してくれる効果があります。
ドライアイがあまり深刻なものでなければヒアルロン酸で一時的に改善しそのまま回復することも多いですが、深刻なドライアイの場合はムチンでないと効果はないと言えます。
ドライアイの目薬
それではドライアイの目薬はどのようなものがあるのでしょう。
まず、市販の目薬にはムチンを含むものはなく、ヒアルロン酸を一部含むものしかないため、気休め程度にしかなりません。眼科できちんと処方してもらうのがよいでしょう。診察料はかかりますが、1本あたりの金額は市販のものより安いです。
ヒアレイン
ヒアルロン酸を含む、処方してもらえる目薬はヒアレインが有名です。ヒアルロン酸の含有率により違うものがあります。多少のドライアイの場合は、ある程度効果を感じられます。副作用などはありませんが、劇的な効果は望めません。
ジクアス
ジクアスは目の細胞がムチンの分泌するのを高める目薬で、テレビなどでも紹介されかなり有名な目薬です。すぐに効果があるわけではありませんが、2ヶ月ほど利用すると大体のドライアイは改善してくるほど効果がある薬です。
ムコスタ
ムコスタもムチンを増やす目薬ですが、ムコスタはムチンを出す細胞を増やすことで、全体としてムチンを増やすというものです。胃薬としても利用されている成分です。1回利用分毎にケースが分かれているため、清潔な状態で利用することができます。
ドライアイに最適な目薬は?
ヒアレイン、ムコスタ、ジクアスを全て長期間利用してきましたが、一番効果があって自分に向いていると思ったのはジクアスです。
ヒアレインは、目はすっきりするものの、根本的なドライアイの改善にはつながりません。ムコスタかジクアスのどちらかでないと根本的な解決にはなりません。
ある程度長期間利用すると、ジクアスとムコスタは両方とも効果が実感できます。金額もそれほど変わりはありませんし、眼科で処方してもらえば市販の目薬よりも安いです。それではなぜジクアスの方がよいのでしょう。
その理由は、ムコスタの副作用です。ムコスタは元々胃薬だけあって、目から鼻、口に落ちてくると非常に苦いです。また、胃薬ですからお腹の調子を悪くしてしまう人もいるそうです。そして見た目ですが、胃薬を水に溶かしたようなものですから真っ白です。そのため目にさした時に目の周りが白くなってしまうことが多いです。自宅ではいいですが、外で利用する際にはかなり気をつけないと恥ずかしいことになってしまいます。
それに対してジクアスは透明で、味がするわけでもないため、非常に使い勝手がいいと言えます。そのためそれほど効果がかわらないのであればジクアスが断然おすすめです。
ただし、元々ジクアスとムコスタはムチンを増やすといっても増やし方が違うものですから、人によってはムコスタの方が効果がある方もいますので、より効果がある方を使っていくのがよいでしょう。