東京たい焼き御三家とは?
東京で美味しいたい焼きのお店の中で特に有名な、東京たい焼き御三家といえば「四ツ谷 わかば」、「人形町 柳屋」、「麻布十番 浪花屋総本店」と言われています。なぜこの3店が御三家と呼ばれているのかは今ひとつ定かではありませんが、古くからあって、天然物のたい焼き、美味しいお店の代表的な3店舗だからでしょうか。
確かにたい焼き屋さんは都内にたくさんあって、美味しいお店もたくさんありますが、今では天然物のたい焼きを出しているお店は少ないため、この3店舗が御三家と呼ばれるのでしょう。
天然物のたい焼きとは、一匹ずつのたい焼き型を使ってひとつひとつ焼き上げるもので、一つの型でたくさんのたい焼きを焼くものは養殖物のたい焼きと呼ばれます。養殖物は一度にたくさんを焼くため焼き上がりにばらつきが出たりしますが、天然物は一匹ずつ火加減を調整しながら焼くので皮の味わいが違います。
たい焼き御三家の特徴
それではたいやき御三家の特徴を見ていきましょう。味だけではなくて、環境なども含めての評価となります。
麻布十番 浪花家総本店
薄皮にしつこくないお味のあんこが入って150円。特にここのたい焼きはあんこがこれでもかというほどにぎっしり詰まっています。やはり創業100年を超え、およげたいやきくんのモデルとなったお店の伝統の味です。
行列については、予約制になっていて混んでいると2時間待ちのこともありますが、平日などでは待ち時間がないこともあるようです。麻布十番という立地のよさもあり、待ち時間は平均でも30分程度はあるようです。
人形町 柳屋
ここのたい焼きは皮が白めで薄いですが、こんがりと焼かれていて固めの皮で、たくさんのあんこが詰まっています。あんこは甘さが控えめ。値段は同じく150円。柳屋の特徴はやはり皮の薄さとパリパリした食感です。薄めの皮が好きな人にとっては御三家の中で特におすすめですが、少し柔らかめの皮が好きな人にとっては、わかばのたい焼きの方がおすすめです。
柳屋は人形町駅からも近く、観光客も多い場所ではあるものの、休日でも時間帯によってはそれほど行列していません。並んでみると、天然ものではありますが焼き上げる時間がそれほどかからず回転が早い印象です。人はたくさん来ているのですが、きちんとさばけているためそれほど行列が長くならないのでしょう。
四ツ谷 たいやき わかば
パリッとした薄皮、たくさんはいっているあんこというところは他の御三家と同様です。価格も同様の150円。わかばの特徴はやはりあんこが塩味が強めというところです。ここが他のお店とは大きく違うところです。また、皮もパリッとしていますがそこまで固さを感じずほどよいパリッと感です。
行列は平日14時頃でも30分ほど待つことが多いです。焼き上げるペースはそれほど遅いようには見えないのですが、大量に購入(30匹)するお客さんもちらほら見かけますので、そのせいでしょうか。立地は四ツ谷から徒歩7分程度で大通りから少し入ったところですので、それほど立地がよいわけではありませんが、それでも行列はほどよくあります。
また、あんこのみの持ち帰りもできます。
たい焼き御三家の比較
たい焼き御三家はどこも美味しいですが、比較すると以下のような感想です。
バランス ・・・ 浪花屋総本店
皮の焦げ ・・・ 柳屋
あんこ ・・・ わかば
自宅でたい焼き
自宅でたい焼きを作る場合は、たい焼き器を使います。たこ焼き器ほどの有名さはありませんが、わりと美味しくできますので一度作ってみてもいいでしょう。わかばであんこだけを購入することもできるので、あとは小麦粉と重曹などがあれば作れます。