我が家の犬は子供の頃に歯磨きがきちんとできていなかったため、大人になっても歯磨きを受け入れてくれず歯周病になってしまいました。歯周病になるとわかるんですが、嬉しくて顔を舐めてくる時は嬉しいんですがとても口が臭いです。
更に歯周病が悪化した時はご飯が食べられなくなったり、ぐったりしてしまったりと色々大変なことがあります。歯周病対策は人間と同じで結局は歯磨きをきちんとする以外にはないんですが、既に歯周病になってしまっていても中々歯磨きをうまくやってくれないワンちゃん向けの歯周病対策を実体験にもとづいて紹介していきますので、少しでも参考になればと思います。
目次
歯周病になるとどんな症状になるの?
ワンちゃんが歯周病になるとよくある症状は以下のようなものが挙げられます。
- とにかく口が臭くなる
- 口を床にすりつけたりしてかゆそうにする
- 口が痛いのでご飯を食べなくなる
- 痛さでぐったりしてしまう
口が臭いだけであればまだいいのですが、ひどくなるとご飯も食べられずに痛さでぐったりしてしまい、老犬の場合はそのまま亡くなってしまうケースもあるので歯周病かもと思ったら少しでもできる対策をしてあげましょう。
歯周病の治療方法は?
歯周病になってしまった場合は、人間と一緒で結局はよく歯を磨くことしかありません。基本的には歯周病になる場合は歯石が原因ですので、まだ年齢が若いワンちゃんの場合は原因となる歯石を獣医さんに取ってもらい、その後きちんと歯磨きをすることでよくなることも多いですが、重度の歯周病の場合は抜歯が必要になることもあります。
また、歯石を取る場合は麻酔をすることになりますので、シニア犬の場合は麻酔ができないこともあります。そのためシニア犬の歯周病の場合はほとんどが抗生物質などで歯周病の菌に対しての対策をおこなう一時療法までしかできないケースが多いです。
我が家の犬もかなりの高齢犬で歯周病になってしまったため、悪くなった時に抗生物質を飲むくらいしか対応ができず、少しでも歯周病を悪化させないように色々な商品を試してみました。
歯周病対策おすすめ商品3選
ここでは試してみた商品で効果があったものをいくつかご紹介していきます。ただしあくまでも根本治療はできないですし、歯石が完全になくなって歯周病が完治するわけではありません。歯周病を悪化させないでQOLを改善していくものとなります。
与えやすくてコスパ最強 ビバテック ハミガキサプリ
歯周病対策商品は効果がどこまであるのかわからないものが多い中で、どの商品も価格が高めです。歯周病対策は長期間やっていかないといけないため、高価な商品だと継続するのが難しくなってしまうこともあります。
そんな中でこちらのハミガキサプリは1000円以下で購入できる商品です。
お口の中にスプレーしてもいいですし、嫌がる場合は水やフードに5プッシュくらい入れてあげれば無味無臭なので問題なく与えられます。大体1つで1~2ヶ月くらいもつのでコスパもとてもいいです。
ハミガキサプリを与えると大体一週間くらいで少なくとも口臭はかなり減ります。歯石が取れたり減ったりという報告もあるようですが、そこまではいかなくても口臭が減って口のかゆみが少しおさまっていたようなので一定以上の効果は期待できる商品です。
2022年に商品がリニューアルされたので、リニューアル前商品とリニューアル後の商品がありますが、それほど内容は変わりません。
お口の悪玉菌を減らせるデンタルバイオ
デンタルバイオはStreptococcus salivarius K12というお口の善玉菌が含まれているプロバイオティクスとなります。こちらを与えることによって、お口の歯周病菌などの悪玉菌を減らす効果があります。口腔環境をよくするという商品ですね。
チキンの味のついている錠剤ですのでそのまま与えることもできますが、なるべく口の中にとどまっている時間が長い方が効果が高いため、すぐに飲み込んでしまわないように砕いたりしてご飯に混ぜてあげるのがおすすめです。ピルクラッシャーなどを使えば簡単に錠剤を粉末にすることができます。
こちらの商品も口臭・口のかゆみにはかなり効果が期待できます。
歯石がポロッと取れるケースも? Dr.YUJIRO パーフェクトセット
こちらの商品は名前は少し怪しげですが、フィトンチッドとハタ乳酸菌の組み合わせで口内環境を改善し、歯石をつきにくくする・歯周病改善・歯の色が白くなるなど様々な効果が報告されています。
夜はジェル、朝はパウダーをお口に塗ってあげたりご飯に混ぜてあげたりする組み合わせが効果があります。やはりお口や歯茎に塗ってあげたほうが効果が高いですが、お口に塗ってあげるのを嫌がるワンちゃんもいるのでそういった意味では少しハードルが高いのかもしれません。
口コミでは歯石がポロッと取れたという情報等も多く、歯周病への効果が期待できますが、実際に試してみたところ、確かに口臭は減り少し歯が白くはなりましたが、歯石が取れるまでは至りませんでした。やはりそれぞれのケースによるのだとは思います。
シニア犬の場合、ワンちゃんが自分で歯石を爪で取ってしまうケースなどもありますが、歯石が取れてしまうことでかえって歯がグラついてしまうなどの悪影響があることもありますので、歯石が取れた場合はすぐに獣医さんに診てもらいましょう。
まとめ
実際に試してみた犬の歯周病対策商品をご紹介してきました。既に歯周病になってしまったり毎日の歯磨きがうまくできないワンちゃんでもこちらの商品を使うことで歯周病の進行を防いだり口臭をなくしたりの効果が期待できます。
どの商品も安全な成分でできていますが、自分のワンちゃんに合うかはわかりませんので、少しずつ試してみながら効果を見極めて継続していくのがよいでしょう。きちんと歯磨きができるワンちゃんでも予防のために試してみるのもおすすめです。