2017年4月8日(土)に公開された「トレインスポッティング2」
20年振りに、あの危険な映画の20年後を描いた作品となって帰ってきました。
トレインスポッティングときいてピンと来る人は果たして多いのか少ないのかは定かではありませんが。
トレインスポッティングとは
1996年に公開されたダニー・ボイル監督による作品です。アーヴィン・ウィルシュの小説を基として、エディンバラのヘロイン中毒たちによって繰り広げられるストーリー。正直、為になることは一切ありません。いい具合にドラッグへの嫌悪を感じられる作品です。
展開は、トントントントン進んで、・・・どっかーん!【完】
まさにスパット!(笑)終わったのでまさか続編になるなんてみんな思ってなかったと思います。
ちなみに主人公のレントンを演じるユアン・マクレガーは「スター・ウォーズ」シリーズのジェダイの騎士オビ=ワン・ケノービなのは有名です。レントンの役作りの為に13キロの減量をしたそう。
細い・・・。この体形だからこそ、スキニーとチビTがとてもよく似合います。
わたしの友人も、このスタイルに憧れてトレインスポッティング1を観た後直ぐに坊主にスキニー、スニーカーファッションで登校してきたことを覚えています。
恐らくですが、絶対40歳くらいでファッションに影響を受け続けている方いますよね。
レントン座薬ドラックをトイレに落としたドラッグをきったない飲み屋のトイレに手を突っ込んで探すシーンは一番印象に残ります。見た後もしばらく覚えていました。だってそのまま便器の中にまで入っていくのですから。ちなみにトイレのう〇こはチョコレートムースで表現したそうです。
ダニー・ボイル監督の主な作品
・スラムドック$ミリオネア(アカデミー賞受賞)
・127時間(映画史上最も一番痛いシーンを撮影)
トレインスポッティングを出世作として、ロンドンオリンピックの開会式の演出にもかかわったイギリス政府からもお墨付きの超大物監督なのです。
トレインスポッティング2 の感想
脚本も前作が前作と同じジョン・ホッジ、また出演している俳優も20歳年を取った彼らが映画の中にいました。より一層時間の流れと時代の変化が分かろ、当時から変わらないところも感じられました。このストーリーはほんとに完璧!こんなに面白いとは予想にもしていなかったので大満足の一作となりました。ラ・ラ・ランドより遥かに好きです。笑
先日、「ブルームーン」も観てきたのですが、2017年上半期はこれかなあと思うくらい感動はしてはいたのですが。映画館に来て良かった!と思えたのはこの作品でした。
心に響いたシーン
「Choose life.(人生を選べ)」とレントンがベロニカに熱く一方的に語るシーンは、まるでスクリーンを見つめる我々へ「未来を選べ」と訴えかけているようでした。
現代社会の問題やSNS社会の抱え続ける人との繋がりや温もりの希薄さ、たとえドラッグで頭と心をだましても寂しさは埋まらないということ。逃げては後悔を繰り返し、不安の穴を掘り続ける人間の虚しさと生きたいと望む葛藤に溢れていました。お金では買えないものがこの世界には多い、愛と温もりは義務から生まれるものではないのです。