肝臓・腎臓両方が悪いときのフード(ナチュラルハーベスト)

胆泥症と多飲多尿

我が家の犬(ミニチュアダックス)は、以前から胆泥症が何度も発生していて、最近の検査では胆石も発見されてしまいました。
それだけではなく、以前は多くて1日200ml程度だった尿の量が350ml程度になってしまいました。胆泥症と胆石はエコーの結果確実なのですが、尿の量が増えた原因がわかりません。
最も可能性があるのが、腎臓の病気かクッシング症候群でした。ただし、血液検査により腎臓には特に問題がなく、ACTH刺激試験によりクッシングの可能性も低いということになりました。

腎臓病の症状がない場合

病気の可能性がないため、薬ももらえません。胆泥症のためウルソはもらっていますが、あくまでも胆泥の効果を考えてのものなので、尿が多いことに対してのものではありません。
クッシングの可能性も考えていて、サプリも利用していたのですが、これもやめることにしました。尿検査により若干尿比重が低いため、病気ほどではないですが多少腎臓に疾患がある可能性もあるという医者の判断となりましたが、それほど悪い状態ではないため特に処方する薬や治療もないとのことです。

低タンパク低脂肪のフード探し

肝臓と胆のうが悪く、腎臓も悪いということでフードの見直しもおこなっていかなければいけないと考えました。
元々は胆泥症のみの対策として、高タンパク低脂肪のフードを与えていました。
ただし腎臓病の場合は一般的に低タンパク高脂肪のフードが推奨されています。これはタンパク質を分解するために腎臓に負担がかかってしまうからで、低タンパクすぎると必要な栄養が取れないため、一定以上の脂肪を取る必要があるからです。

肝臓向けには高タンパク低脂肪、腎臓向けには低タンパク高脂肪となり、両方を満たすことはできません。通常はどちらを優先的に治療するかを考えてフードを決めるそうです。
ただし今回は両方何とかしないといけないため、中タンパク・低脂肪・低リン・低ナトリウムのフードを探すことにしました。もちろん全てを満たすフードはないため、低脂肪でありながらタンパク質が多すぎず、かつその他の条件もある程度満たしているものを探しています。

ナチュラルハーベストがちょうどいい

まずは以前から利用していて食いつきもいいナチュラルハーベストの中で比較しています。

ナチュラルハーベスト キドニア

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タンパク質 17% 脂肪 11.5% リン 0.3% ナトリウム 0.11% カルシウム 0.6% 粒 小粒

腎臓用のフードですが、一般的な腎臓用フードよりも脂肪は少なめです。タンパク質も17%ということで、それほど多くなく
バランスのよいフードです。腎臓用ということで低リン、低ナトリウムというところも評価できます。しいてあげればもう少し
タンパク質が多い方が希望でした。また、こちらは比較的バランスは取れているものの、療法食であり総合栄養食ではない部分が気になります。

ナチュラルハーベスト レジーム

タンパク質 29.1% 脂肪 7.1% リン 1.1% ナトリウム 0.72% カルシウム 1.5% 粒 小粒
ダイエット用フードなので典型的な高タンパク低脂肪フードです。リンやナトリウムは極端に少なくはありませんが、一般的な水準です。高タンパクといっても30%以下なので、それほど多くはないところが良いポイントです。以前ダイエットには非常に効果があったので、もう少しタンパク質が少なければ理想的かと考えています。これも療法食です。

ナチュラルハーベスト メンテナンススモール(ラム)

タンパク質 19.8% 脂肪 9.5% リン 1% ナトリウム 0.36% カルシウム 1.5% 粒 小粒
こちらは療法食ではないのですが、ちょうどいいタンパク質と脂肪でリンやナトリウムもそれほど多くないという現時点では理想的なフードだと思っています。しかも療法食でないので食いつきがいいかと思ったのですが、意外と一般的にまずいと言われている腎臓用のキドニアなどの方がくいつきがよく、少し想定外でした。やっぱり食べてくれないとどんなに栄養素が理想的といえども意味がないですからね。

ナチュラルハーベストは、一般的な他のフードと比べてすごくいいかどうかはわかりませんが(決してそんなことはないと思いますが)、そこまで高くない・小粒のフードで今の状況(肝臓・胆嚢も悪いし腎臓も悪いかもしれない)に合った栄養バランスのものがちょうどあったので、しばらくはいろいろ試しながら使って行こうと思います。

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